AED・普通救命講習の推進

突然のけがや病気。その中でも特に緊急を要するものは心臓や呼吸が止まってしまった場合です。
交通事故や作業中の事故、溺れたり何かを喉に詰まらせたりと、あらゆる場面に危険は潜んでいます。

もしも目の前で誰かが倒れ、心臓や呼吸が止まってしまったら。
傷病者の命を救い、社会復帰に導くために大切な行動、それが「救命処置」です。
特に心停止の場合には一刻を争います。時間とともに蘇生の可能性、社会復帰の可能性は少なくなっていきます。

通報から救急車の到着まで平均8分。
救急救命士による最初の救命処置まで平均12分。
それに対して、脳が酸素なしで生きられるのはわずか3~4分。

命をつなぐ「救命処置」と「AED」の普及拡大を通じて大切な人を守り、職場を守り、地域を守りたいと考えています。


AED(自動体外式除細動器)

AEDは、心臓が停止する直前に痙攣する状態「心室細動」になった際に、電気ショックを与え正常な状態に戻すための医療機器です。

年間2万5千人ともいわれる心肺機能停止傷病者のうち一般市民が心肺蘇生を実施した数は1万5千人、そのうち1千人がAEDを使用されています。
AEDを使用した場合、心肺蘇生を実施しなかったケースと比較して1か月後生存者数で1.9倍、1か月後社会復帰者数で2.7倍というデータがあります。


AEDの廃棄物収集運搬車両・処理施設への設置推進

会員企業の所有する廃棄物収集運搬車両や処理施設へのAED設置を推進しています。
AEDの存在が誰にでも分かるように、車両や施設入り口に協会ステッカーを貼っています。


普通救命講習・応急手当普及員講習

普通救命講習は、主に消防署等で実施している心肺蘇生、AED、異物除去、止血法などを学ぶための講習です。応急手当普及員講習は、消防署等と連携し社内等で普通救命講習を行うための指導者になるための講習です。


災害時支援活動

日本はどこよりも自然あふれる豊かな国です。しかし、時として自然はその恐ろしい一面を見せることがあります。地震、津波、台風、豪雨など、未曾有の災害に対して何ができるのか。

私たちは日頃から廃棄物や資源の有効活用を通じて自然環境の保全に努めています。そして災害が発生した際には全国のネットワークを通じて連携し、支え合っています。

命をつなぐ「人と人とのネットワーク構築」を推進しています。


2016年4月発生「熊本地震」での支援活動

4月14日

熊本地方を中心に震度7の地震が発生
会員ネットワークを通じて被災地の状況を確認
支援の必要性の確認、対応の検討を開始

4月16日

震度7の地震が発生、被害の拡大を確認
熊本市内の会員企業について、事業継続のための支援が必要と判断
全国の会員に対し支援物資の確保・配送計画等を協議、支援金の呼びかけを開始
九州地区外での物資の確保、配送ルートを確認

4月17日

支援物資第1便
広島から山口を経由し、熊本市内の会員企業へ飲料水や食料を配送
支援継続のため小売団体・企業へ物資の安定確保への協力を要請
配送手段の確保のため、九州地区内の被害の少ない会員企業への協力を要請

4月20日

支援物資第2便
富山から福岡まで飲料水5,400本を配送、福岡の会員企業施設にて一時保管
福岡の会員企業が熊本市内の会員企業まで配送
熊本市内の被災した会員企業が地域の廃棄物処理・災害廃棄物対応を継続 

12月15日

熊本県及び県内4団体に対し災害支援金を寄贈


勉強会・見学会

命を守るための活動とは何か。それは過去を学び、今を知り、未来を予測し備えることから始まります。
私たちは定期的に勉強会や見学会を行い、日々の学びを通じて現実的な対応に活かしています。

2014年9月

協議会発足式(東京)
講師:プリティ長嶋氏(千葉県議会議員-AEDの普及拡大活動)

2015年2月

全体会議(東京)
講師:澤野氏(災害救援ボランティア推進委員会-防災について)

2016年2月

全体会議(京都)
講師:衣笠氏(兵庫県佐用町-H21年台風9号災害)

2016年5月

環境展2016へ出展

2017年2月

全体研修会(熊本)
講師:小林氏(熊本県循環社会推進課-熊本地震について)

2017年9月

総会(東京)
講師:サニー氏(日本防災教育研究センター-大規模災害時の対応について)

2018年2月

全体研修会(兵庫)
阪神淡路大震災記念人と防災未来センター

2018年9月

総会(宮城)
東日本大震災の遺構視察

2019年2月

全体研修会(福岡)
福岡市民防災センター視察

2019年9月

総会(東京)
講師:腰塚氏(いのちの授業)

2022年7月

全体研修会(東京)
東京臨海広域防災公園視察

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